ウッドハウスヒキガエル

ウッドハウスヒキガエル1

ウッドハウスヒキガエル 

学  名:Bufo woodhousii woodhousii

英  名:Woodhouse's Toad ほか

分  布:アメリカの広範囲
分布図
全 長:10p程度でオスはメスよりやや小型

特 徴:潜り系コロコロヒキガエル。体色は白地にオリーブ色と黒色のまだら模様。ヒキガエル特有のイボ状突起があります。耳腺は細長い。日本のヒキガエルとは違い、体格はコロコロしてかわいさがある。

飼育環境:一般的なヒキガエルの飼育環境。容器はできるだけ大きいものを選びましょう。私の場合はスペースの関係で、45p規格水槽に床材として黒土を10p程度の厚みに敷き詰め、10p四方の水入れを常設していました。植物は植えた方が見た目が良いですが、すぐに荒らしてしまうので、雑草系が良いでしょう。私の場合はシロツメクサを植え込んでいました。もちろん植物は無くても全く問題ありません。それから床材なしだとカエルが汚れなくて良いですが、やはり潜れる環境の方が落ち着きます。

エ サ:悪食で何でも食べます。一番はやはり生き餌です。コオロギやジャイアントミルワーム、デュビアなどを与えていました。動きがあるので反応が良いです。慣れてくればピンセット給餌でピンキーや砂肝なども食べてくれます。まず給餌に困ることはないでしょう。食べない場合は具合が悪いと言うことです。とにかくよく食べますので与えすぎに注意しましょう。飼育者がしっかり管理しないとエサの与えすぎで死なせてしまうおそれがあります。ヒキガエル全般に言えることですが、エサ取りがそれほどうまくないので、取り逃がしてしまうこともしばしばです。大食漢の割にエサへの執着心は薄く、取り逃がしたエサを深追いすることはあまりありません。口はツノガエルに比べると小さいのであまり大きなエサは与えない方が良いでしょう。

繁 殖:レインチェンバーを使用して雨期の再現をすることにより繁殖を促すことが出来るらしいです。ただし、狭い水槽などではほとんど繁殖しないようです。屋外飼育の方が可能性が高いようです。それから大量に産卵すること、特定外来生物法の未判定外来生物リストに挙がっている(と言うよりも全ヒキガエルが対象)ので繁殖は試みない方が良いでしょう。それ以前にごく一部を除いてヒキガエルたちそのものの輸入がほとんど無くなりました。今飼っている人は大事に飼育しましょう。数年は生きるはずです。

そ の 他:私の中では一番お気に入りのカエルでした。もちろん他のカエルたちも魅力的ではありますが、ウッドハウスヒキガエルは特別です。特定外来生物法の影響でもうヒキガエルはペットトレードから姿を消す運命のようです。もちろん日本のヒキガエル自体も生息域が狭まっている上に乱獲?され、地域ごとの遺伝子レベルでの交雑なども取り上げられています。ヒキガエラーにとって未来は真っ暗闇です。手も足も出ませんね。


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