学 名：Spea hammondii
英 名：Western Spadefoot Toad
分 布：アメリカ カリフォルニアあたり
全 長：３．８～７．５㎝
特 徴：これと言った特徴が以外にないカエルです。もちろんスキアシガエルですから、後肢に黒いへら状の爪があり、これで土を掘りながら潜っていくのは他のスキアシガエルと同じです。体色はグレーっぽい色に暗色のスポットやラインのような模様が入ります。学名からハモンドスキアシガエルなどと呼ばれます。ただ、スキアシガエルは種類が多いようですし、地域差もあるので同定が難しいのかも知れません。最大で７．５㎝とありますが、コーチスキアシガエル以外のスキアシガエルは意外に小さく４㎝くらいの個体が多いようです。コーチスキアシガエル以外はあまり人気がないので入荷量も少なく、特にセイブは少ないようです。
飼育環境：乾燥系カエルの飼育で特に問題ないと思います。ほとんど潜ってばかりですが、乾いた場所と少し湿った場所、それに水入れを常設しておけば良いでしょう。４５㎝水槽程度の容積は必要でしょう。床材は黒土、赤玉土、鹿沼土、芝目土などを使い厚めに入れてやりましょう。ヤシガラ土やピートなどはあまり向かないです。部分的に水苔を敷いておくのは○。こまめに床材を交換するのが吉。室内飼育であれば無加温で、特に寒い場合だけ保温しておけば良いでしょう。
エ サ：大きい個体は滅多にいないので、体の大きさにあったコオロギやミルワームを与えればいいでしょう。もちろんビタミンやカルシウムなどの添加をしましょう。地表に出てきたときにエサを与えるようにします。
繁 殖：無理でしょう。屋外飼育なら可能性があるかも…
そ の 他：スキアシガエル全般に言えることですが、たまにしか上陸せず、ほとんど床材に潜ったままなので一般受けしないです。是非スキアシガエルを飼いたいというのであればコーチスキアシガエルをお薦めします。どうしてもセイブでないとダメだというこだわりのある人やスキアシガエルのコレクションをしたい人以外、無理してまでセイブを飼う（買う）ことはないでしょう。
