ヘルメットゲッコー
ヘルメットゲッコー1

学  名:
Geckonia chazaliae

英  名:Helmeted Head Gecko

分  布:アフリカ北西部のモロッコ、モーリタニア、セネガルあたりらしい

全 長:7〜10p

特 徴:その容姿からウリボーゲッコーと呼ばれ人気の地表性ゲッコー。ただし、垂直の壁などを歩けるので、気をつけましょう。大きな特徴は頭部でヘルメットをかぶっているように見えることから名前が付いています。その頭でっかちとぷっくりした幼児体型が人気の秘訣のようです。体色は茶色ベースで白と黒のスポットが入るのが基本パターンのようですが、パターンレスなどある程度バリエーションがあるようです。

飼育環境:一般的な乾燥系地表性ヤモリの飼育環境で問題ありません。地表性ではあるものの、垂直な壁も登れるので脱走には注意しましょう。蓋は必須です。床材は暖かくしておきましょう。お腹が冷えるとすぐに消化不良、食欲不振で弱ってしまいます。バスキングスポットも良いですが、お腹が温められるようにしておきましょう。シェルターは必須です。だいたいは臆病なのであまりハンドリングなどもしない方が良いでしょう。噛み付くこともあります。

エ サ:カルシウム・ビタミンをダスティングしたコオロギ、ミルワーム、ワラジムシなど与えます。たいていのヤモリたちはコオロギなどを咥えたときにうまく向きを変えて咥え直して頭から食べることが多いのですが、ヘルメットゲッコーは食べるのがへたくそなので咥えたらそのまま飲み込もうとします。ですから口のサイズよりも小さいエサでないと食べられずに諦めてしまうことがあります。それからコオロギの後ろ足も消化されにくいので必ず取ってから与えた方が無難です。水入れは常備しておきましょう。霧吹きの露をなめさせるのも良いですが、直接体に霧吹きの水が当たるのを相当嫌いますので、気をつけましょう。ひどい場合はショック死するかも知れません。

繁 殖:ペアを揃えれば十分繁殖がねらえます。特別難しいことはないと思いますが、ベビーはかなり繊細でちょっとしたことでショック状態になり死んでしまうことがあるようです。

そ の 他:そのかわいい容姿から人気は高いですが、一時ほどのブームは無くなりました。値段もかなりこなれては来ましたが、そこそこの値段です。季節モノで入荷時期がだいたい決まっています。個人的にお薦めのヤモリです。海外でも人気なので飼育情報などは海外サイトで検索すればたくさんヒットします。
ヘルメットゲッコー ペア
ヘルメットゲッコーペア2ウリボー

生き物紹介に戻る

inserted by FC2 system