ベルツノガエル

ベルツノガエル1

学  名:Ceratophrys ornata

英  名:Ornate Horn frog

分  布:ブラジル、アルゼンチン、パラグアイ付近

全 長:10〜13p

特 徴:目の上にある突起がツノのように見えることからツノガエルと呼ばれています。ツノガエルの中では一番ツノが短いようです。大きな口で何でも食らいついて飲み込んでしまう凶暴なカエルです。給餌時以外、普段はじっとしたままです。夜間になると結構暴れるようです。体色は緑、赤、黒が混ざったカラフルな色彩で人気があります。特に赤の割合が多いものを赤ベルなどと称して特別扱いし、法外な値段を付けて取引されている様は…(以下省略)。逆に緑ばかりというのも一部に好まれています。いずれにして体色が少し変わっているだけで、カエル自体はただのツノガエルです。そんなものに高いお金を払うのであれば設備やエサなどにお金を使った方が…(以下省略)。

飼育環境:普段はほとんど動かないので小さなプラケでも飼えます。ただし、夜間や給餌時、その他急に暴れるときがありますので、出来るだけ大きな容器で飼うことをお薦めします。飼う人によって飼育スタイルはいろいろです。ベアタンクに少しだけ水を張るタイプ。ウールマットを敷いて水をひたひたにするタイプ。床材を用いるタイプなどなど。床材もピンキリでいろいろなものが使えます。自分にあったものを選べば問題ないです。床材を厚くして潜れる環境にするとカエルがとても落ち着きます。私の場合は、ハイドロボールの小粒を5〜6pの厚さに突き詰めて、ひたひたに水を入れて飼育していました。目だけを出してじっとしています。大きなフンをしますので掃除メンテナンスのしやすい方が良いでしょう。

エ サ:何でも食べてくれますので栄養の偏りの内容に自由に与えれば問題ないでしょう。ピンキーは栄養過多になるのでほどほどにした方が良いらしいです。私の場合には、砂肝に切れ目を入れて、ビタミンやカルシウムなどその中にいろいろな詰め物をして与えていました。

繁 殖:ホルモン剤を使用しないとほとんど不可能? 1度に1000個以上産卵し、オタマジャクシは肉食なのでとてもじゃないですが個人での繁殖など考えない方が良いです。もちろん共食いさせながらうまく数を調整するということも考えられますが、無傷の個体を得ることが難しいですね。繁殖は専門業者に任せておきましょう。自家繁殖するよりも気に入った個体を購入するようにしましょう。

そ の 他:初めてカエルを飼う人には良いカエルです。ただ、じっとしているだけなので…(以下省略)。とにかくほとんど動きませんので、カエルの森工房の置物を水槽に入れておいてもいいでしょう。その方が水替えや掃除にエサやりなど何もしなくて良いのですから…(以下省略)。我慢強い人が買うと良いでしょう。

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