ハルマヘラジャイアントゲッコー


ハルマヘラジャイアントゲッコー
学  名:Gehyra marginata

英  名:Halmahera Geck Moluccan Geckoなど

分  布:インドネシアあたり

全 長:25〜30p

特 徴:ボラックスと混同されたりしていましたが、別物と言うことのようです。名前のとおりヤモリの中では大きい種類。ツギオミカドヤモリにも少し似ていますが、こちらは壁チョロ系の基本である素早い動きをします。あっという間に天井や家具の後ろ側などへ逃げてしまいますので、メンテナンス時などにはとても気をつけないといけません。また、皮膚が非常にもろく、力強く扱うとずるっと皮膚が剥けてしまいます。しばらくすれば再生されますのでそれほど心配は要りません。普段は白っぽい色をしていることが多いですが、焦げ茶色からまだら、真っ白まで場所によって体色をかなり変化させることが出来ます。性格的にはおとなしいというか臆病で、人の気配を感じると姿を隠します。素早い動きで扱いにくい大型ヤモリなので、金銭的に余裕があるのであればツギオミカドヤモリをお薦めします。本種の10倍ほどの値段になりますが…。

飼育環境:壁チョロ系ヤモリの基本的な環境で問題ないです。大型になりますのでそれなりに大きな容積を確保してください。高さ重視の60pクラスくらいは欲しいものです。ちなみに私は45p特大プラケを使っていました。1ペアなら何とか飼育することは出来ます。熱帯雨林に生息していますので、温度・湿度は高めの方が良いようです。朝夕に霧吹きしてやれば良いでしょう。霧吹きで着いた水分をよくなめますが、水入れも設置しておいた方が良いでしょう。基本的に夜行性なので、昼間はシェルターなどに隠れていることがほとんどです。飼育自体は特別難しいことはありません。大型のため、フンもそれなりにしますので、メンテナンスを考えると床材は新聞紙程度にしておいた方が楽です。もちろんヤシガラ土などを使って熱帯雨林の雰囲気を出すのもいいでしようが…。

エ サ:カルシウム・ビタミン剤などをダスティングしたジャイアントミルワームやコオロギなど、昆虫ゼリー他ピンクマウスなどもならせば食べるようです。

繁 殖:ペアさえそろえば以外に簡単です。ただし、個体の相性があります。15oくらいの真っ白な卵を植物や木の幹に産み付けます。直径5pほどの塩ビパイプを入れておくとその中に産卵するようです。もちろん普段のシェルターとしても利用します。

そ の 他:大型で存在感のある壁チョロ系ヤモリです。トッケイのように凶暴ではありませんので飼育者も安心です。値段もツギオミカドヤモリの1/10くらいで、初めて大型ヤモリを飼うには良いかもしれません。ただ、素早い動きとかなりのパワーを持っていますので、ハンドリングは全く出来ません。狭くて家具など何もない部屋でしっかり戸締まりが出来るのであればハンドリングにチャレンジしてみるのも悪くないでしょう。

ハルマヘラジャイアントゲッコー ペア飼育環境ハルマヘラジャイアントゲッコー ペアで休憩中ハルマヘラジャイアントゲッコー ペアで巣ごもりハルマヘラジャイアントゲッコーの卵

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