コーチスキアシガエル
コーチスキアシガエル
学 名:Scaphiopus couchii
英 名:Couch's Spadefoot Toad
分 布:アメリカ南部
全 長:6〜8p
特 徴:黄色〜黄緑色の体色に暗色のスポットが入る。スキアシがエルの特徴でもある後肢に黒いへら状の突起があり、これで土を掘りながら後進して潜っていきます。乾燥した地域に生息しているので乾季には体内に大量の水分をため込んで土の中に潜ってじっとしています。長いときには半年近くも潜っているらしいです。
飼育環境:そこそこの大きさになるので45p水槽くらいは欲しいところです。床材には黒土などがよいでしょう。その他には赤玉土や鹿沼土、芝目土などいろいろ使えます。個人的には黒土が一番お薦めで、ヤシガラ土や腐葉土は不向きと考えます。紫外線灯は特に必要ないでしょう。保温は室内飼育であれば必要ないです。寒くなってからパネルヒーターを使うのは生体リズムが狂うのでやめておいた方がよいでしょう。床材は表面が乾いてしばらくしてから面積の半分くらいに補給する位で十分です。湿らせすぎて自家中毒に注意しましょう。
エ サ:コオロギやミルワーム、ジャイアントミルワーム、デュビア、ワラジムシなどたいていのエサ昆虫を食べます。コーチスキアシガエルはトウブなど他のスキアシガエルよりも大きいのでアダルトのカエルであればジャイアントミルワームを問題なく食べる。1回に10匹以上もジャイアントミルワームを食べることもありました。個体によっては大きいエサを受け付けず、ワラジムシなどの小さいものしか食べないこともあります。
繁 殖:抱きつくことはしばしば目撃します。ただし、オス同士でも相手構わず抱きつくことがあります。水槽内での繁殖はほとんど無理でしょう。屋外飼育だと可能性もありそうです。
そ の 他:その色合いと、独特の目つきで人気のあるカエルです。普段は床雑に潜ったままです。時たま、地表に出てきますのでそれに合わせて給餌するのが良いでしょう。無理に掘り起こす必要もありませんが、床材交換はこまめに行った方が失敗は少ないと思います。フンはたいてい地表にしています。