バジェット

バジェット 抱接

マルメタピオカガエル(バジェット)

学  名:Lepidobatrachus laevis

英  名:Busgett's Frog

分  布:ブラジル、パラグアイ、アルゼンチンあたり

全 長:10〜12p程度でオスはメスよりやや小型

特 徴:
その風貌を見ると何ともすっとぼけた顔をしてカエル離れしたカエルです。体色はカーキー色にスポットが入ります。スポットが濃い色の時はちょっと不気味かも知れません。鳴き声は「ぎょぇ〜」といった感じの鳴き声が多いです。大きく育てると500グラムオーバーも夢じゃないらしい。後肢には黒いへら状の爪が付いています。これで泥をかいて後進しながら潜ったりします。生き餌でなくても飼えるので初心者にも飼いやすく、ツノガエルに次いでポピュラーなカエルです。マルメタピオカガエルと言うよりもバジェットという呼び名の方が一般的です。

飼育環境:完全アクアリウムで飼育できます。よく食べよく出すので出来るだけ大きな水槽で、こまめにフンや脱皮ガラの吸い出しをしましょう。すぐにかき回してしまうので頻繁に水替えする必要があります。アフリカツメガエルほどではありませんが、突然暴れることがありますので、完全に固定できる場合を除いて水槽内のアクセサリーはあまり入れない方が良いです。砂などの底床も入れない方が良いです。また、水槽底面に滑り止めとなるようなもの(例えば人工芝)を入れてあげるとつるつる底面を滑らず安定するので入れてあげるといいかもしれません。もちろん無くても問題ありません。水深は浅くするのが一般的ですが、足が水槽底面に付かないほど深い水深で飼育する方が運動にもなるし動きがあって良いです。複数飼育の場合、噛み付きなどのケンカも防げます。

エ サ:悪食で何でも食べます。水棲ツノガエルと言っても良いくらい何でもよく食べます。おもしろくてついついエサのやり過ぎになってしまいがちなので気をつけましょう。小赤などの生き餌を入れておくとバジェットのフンを食べてくれるし、ハンティングで運動にもなっていいです。私の場合、砂肝をメインにレプトミン、小赤、姉金、アジアウキガエル、アフリカツメガエルなどを与えていました。お腹がすいていると人が近づいただけで噛み付いてくることもあるようです。

繁 殖:ホルモン剤を使用しないでの繁殖は難しいそうです。私の場合抱きつきまでは何度もいくのですが、産卵にまでは至りませんでした。オスはのどの部分が黒ずんで、前肢には抱きダコができますので判別がつきます。オスでもオス特徴のでない個体もいますので、のどが白いからメスとは言い切れません。

そ の 他:オタマジャクシはエイのような独特のスタイルをしています。最近ではごく普通にネットで売られていますので物珍しさも薄れてきました。現地では夏場に水が干上がるような状況では、泥の中に潜りコクーンという繭状の膜を張って乾燥を防ぐそうです。とぼけた顔してかなり凶暴で、とにかく飼っていて楽しいカエルです。ほとんど1日中じっとしているツノガエル(実際には夜間にかなり暴れたりしますが)と違って見ていて飽きないと思います。

バジェット 飼育環境バジェット 水中で鳴く様子バジェット 集合1バジェット オタマジャクシ1バジェット オタマジャクシ2バジェット 全員集合2

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