コブスジツノゴミムシダマシ
学名:Boletoxenus bellicosus (Lewis, 1894)
体長:7〜9mm
分布:北海道・本州・四国・九州・沖縄
生息:平地〜山地 樹林内の朽木に生えるサルノコシカケなどの多孔菌に集まる。
体色:暗褐色
特徴:雄の前胸背部には、やや内側に湾曲した長い角状突起があるのが特徴。突起の先端には黄褐色の毛を密生している。 雌は雄のような突起はなく、大瘤状隆起となる。上翅は、点刻列が大きく、大小の瘤状突起があり表面はゴツゴツしている。
飼育方法
エサ:飼育にはサルノコシカケが必要です。サルノコシカケは、広葉樹の老木を探せばたいてい見つけることができるでしょう。漢方薬等で市販されているものも使用できると思いますが、とても高価なので、わざわざそれを買う必要はないでしょう。私の場合、近所でこんなものを採取して使いました。
容器:サルノコシカケの大きさに応じた容器を用意します。大きなサルノコシカケの場合は半分にするなどしても問題ないと思います。こんな感じでセットしていますが、適当に空間を作りながらぐらつかないようにセットします。
日常管理:時々霧吹きなどして湿度を確保する程度で、特別することはありません。温度管理についても基本的に何もする必要がありません。夏場の高温も、よほどのことがない限り大丈夫です。
その他:繁殖はサルノコシカケ内部で行われるので基本的に観察不能です。人によってはサルノコシカケを粉末状にしてビン詰めし、繁殖させている事例もあるようなのでチャレンジしてみようと思う人はどうぞ。
参考までに幼虫の画像をお目にかけます。甲虫類に共通する幼虫の姿です。
ここからは蛹の画像です。↓
羽化直後の様子です。
その他、おまけの生態写真です。