ビブロンゲッコー
ビブロンゲッコー 1
学  名:Pachydactylus bibronii

英  名:Bibron's Thick-toed Gecko

分  布:アフリカ

全 長:15〜18p

特 徴:灰白色や薄茶色を基調に白や茶褐色の疣状の鱗が散在します。皮膚上に突起が多く、目つきも鋭いので厳つい感じを与えます。薄明薄暮性で日没後及び早朝のそれぞれ数時間活動するようです。半樹上性であるようで、流木などを入れておくと落ち着きます。雑誌やネットショップ等で紹介される写真は見た目が小さな怪獣のようにも見えますが、流木や床材の色などと同化するので、以外に地味な存在で人気は今ひとつありません。

ケアシート:

温度と湿度

理想的な昼間温度は、24〜30℃の間です。バスキングランプは、32〜43℃のホットスポットを維持するために、ケージ内の一箇所に用意します。夜間温度は、18〜24℃の間です。ビブロンゲッコーは、湿度65%以上に維持してやります。


照明

すべての昼行性のヤモリ(日中主に活発な)は、健康を維持するために紫外線照明を必要とします。紫外線照明は、1日12〜14時間照射が推薦されます。タイマーの使用は、正確で助かります。強烈なスペクトルUVB光を使ってください。食物を消化することができるように、また、カルシウム吸収のために良いです。


給餌/給水

ビブロンゲッコーは、いろいろなビタミン/カルシウムをダスティングした昆虫(例えばコオロギ、ミルワームやハニーワーム)の給餌で問題ありません。水は浅い水入れで、毎日変えなければなりません。ケージ内を毎日霧吹きことは、湿気を維持するのに助かります。アダルトのビブロンゲッコーは一日おきに餌をやられなければなりません、ヤングは成長期間に1日2回給餌します。


生息地/住処
日バリウム飼育環境としては、少なくとも61x46x30の容積を必要とします。ケージ内は、温度調節を考慮に入れるために、いくつかの登れる枝、適当な隠れられる場所と「涼しい」エリアと暖かいエリアがなければなりません。コルクバークは、すべてのヤモリが利用出来る優れたアイテムです。バークは、ヤモリが隠れたりエサを探したりする場所としてレイアウトしておきます。人工の植物も、自然な雰囲気を助けます。

床材:ラン用バークは、ビブロンゲッコーのための理想的な床材です。


一般的な情報

飼育匹数はオス1匹とメス複数匹が飼えます。オスはケンカをするので1匹のみとします。ビブロンゲッコーは、外観上はほとんど「ブツブツ状の」皮膚をしています。大半の樹上性(木住居)ヤモリと同様に、ちょくちょくこれらのヤモリをハンドリングしない方が良いです。それだけでなく動きが速いです。皮膚は敏感で、簡単に剥けてしまいます。これは子供のために良いヤモリではなく、大人同伴で取り扱われなければなりません。


繁 殖:ペアで状態よく飼育していれば産卵します。

そ の 他:アップで見るとブツブツの皮膚と厳つい目つきで怪獣っぽい感じを受けますが、実際には全長で15p程度ですから小さいです。ハンドリングできないこともないですが、ラコダクを除く壁チョロ系ヤモリは基本的に動きが素早いので取り逃がしたりしないようにしましょう。ただ、猛ダッシュで何処までも走ることはないので捕獲は容易いでしょう。噛み付くことがありますので、つかむときは首根っこを持つようにしましょう。

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